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「無垢の木って何?」

 
木には「無垢の木」と「エンジニアリングウッド」(通称:集成材・合板など)人工の木があります。
家を作るなら「木の家がいい」僕たち大工には非常にありがたい話なのですが、「木の家」というだけで、「無垢の木」か「エンジニアリングウッド」なのか明記している工務店やビルダーは少ないと思います。僕たちが作る家は全て「無垢の木」を使用します。

無垢の木には、1300年以上の実績があります。
無垢の木を使うには、「経験と勘」今までの木を見てきた実績が無いと、難しいのかもしれません。
実際、何故こんな方に動くのか、何故曲がるのか?加工したことのない人には敬遠されても仕方がありません。
木目や木の色、を見て癖のない木、癖のある木を判断して使える場所そうでない場所があります。それを判断できるのは、大工だけだと自負しています。


乾燥の方法について


木は乾燥すれば、乾燥の過程で癖が出てきます。癖を出してしまえば、動きにくくなりますが、乾燥した木を加工して使っても、木に含まれる水分が一定しないと多少は動きます。
それを見越した施工が必要となってきます。
「乾燥させれば木は強くなって動かない」
木はヒノキ(主に柱に使います)の場合、自然乾燥させて一番強度が出るのは200年、ケヤキで300年だといわれます。

乾燥の手段には、「天然乾燥と人工乾燥」(その他に水中乾燥、社寺建築の鵤工舎さんの考案)があります。
(水中乾燥は少し特殊な方法で理にかなっているのですが、家一軒全部となると大変なんで、ここでは、割愛します。)
天然乾燥とは、自然に乾燥させること、一番良いのは、風通しの良いところで、なおかつ直接陽射しの当たらない影の下(急に乾かせること、曲がりや反りが出てしまいます。)
樹種や生地のつまり具合によっても変わりますが、自然に乾燥させれば時間が必要となってきます。
5年から10年は最低でも乾燥させないと安心して使用出来ません。
ただ長く乾燥させればいいのかって言うと、また問題が出てきます。
ヒノキで経験があるのですが、15年も自然乾燥させれば、色艶が無くなってきます。
和室などでは、木の素性を愛でる部屋作りをしますから、天然乾燥でとなると無理が出てきます。
しかも、家一軒ともなると、実際には乾燥させる場所が有りません。
でも、乾燥させないと、ダメで、樹種にもよるのですが、乾燥させると1/100から2/100位は縮小しますから、乾燥無しでは、色んな不具合が出てきます。

昔はグリーン材と言って、ほぼ乾燥無しのものを使用して、木を見て使っていました。
乾燥無しでも、材料を見る眼さえあれば、大丈夫な建て方も出来たのです。
そこが、大工のおでの見せ所でもあったのですが、最近の建て方は間取りも複雑になり2階や3階が普通です、乾燥無しでは安心して建てられなくなってきました。
今、僕たちが主に使用しているのは「人工乾燥」になります。
乾燥窯に入れ5日から7日間の間、水分が15%~20%になる位まで乾燥した物を使用します。
材料により水分が5%の物も使用したりしています。


構造材は何を使う


構造材は家に使う「柱や梁」の事です。
柱は「ひのき」時に、和室などでは杉を使います。
通り柱150mm角 管柱120mm角が標準仕様としています。
ヒノキは縦の力が強く、横にすると、曲がります(粘り強いので折れたりはしませんが)
ただ、大きければ良いというもんでも無くなって通り柱で150mm以上は、飾り的な要素が強くなります。(大きいのがお好みの場合は、ナンボでも言ってください!対応しますから (^_^)v  )
通り柱とは、1階と2階を貫く柱の事です。管柱は、1階と2階の間、2階と3階の間の柱です。
最近は通り柱を使わず、ボルトで繋ぐ仕様も在りますが、建物の角をボルトで繋ぐ事に違和感を覚えます。試験をした結果大丈夫だったのかもしれないのですが、横方向に力が加わったり、耐久性の事を考えると、使う気に成れません。

梁は主に「米松の目細」(樹齢200年〜400年)の木を使用します。
一般材は樹齢30年(目荒)ほどが、ほとんどです。
何故、樹齢400年かって言うと、見た目がキレイなのもありますが、構造材として強いからです。 
縦方向にも使う事が有りますが、主にこちらは、横方向の材料に使います。
樹齢30年と比較して樹齢400年は値段も高くつきますが、樹齢が13倍あるからと言って価格も13倍には成りません。、
約1.2倍くらいの価格差になりますが、安心度は2倍以上‼︎ オススメです。


断熱材…

 

断熱材
断熱材は工法や種類など様々な物があります。

僕たちは、羊毛を10年以上前から使っています。
躯体内に使用する物ですから、湿気に強い物が、良いと考えます。
羊毛には調湿効果があり壁体内イッパイに膨らみ隣合う柱や梁と水蒸気をやり取りしてくれて、柱や梁の水分を調整してくれています。
 
<余談ですが、羊毛と聞くと「虫や白蟻は大丈夫?」と思われるかも知れませんが、ホウ酸溶液のプールに漬けて防虫処理をしています。「人畜無害で、しかも効果は半永久的!」ホウ酸は自然の物ですから経年変化は有りません。で、何で虫にだけ効くのかというと、虫には腎臓が無いから、食べてお腹に溜め込んでお亡くなりのなるという事なのです。>

壁の中は部屋内からの水蒸気(人間の汗や呼気や燃焼させる物、ストーブ等の使用で、エアコン使うと少しはマシですが)が水蒸気が溜まって水になったりします。(内部結露の元になります)
断熱材で水蒸気のやり取りが出来ないものについては、グラスウール・発泡プラスティク系の物があります。
安価で効率の良いグラスウールなどは、水蒸気を内部に溜め込んでしまう為に壁の中で水蒸気が溜まり水となって重みで落ちてしまいます。
グラスウールを使用する場合には、国の指針で、防水・気密シートを壁の内側に張って水蒸気を吸わないように工夫を求められます。
その水蒸気を断熱材に水蒸気を吸わせない工夫が、また、問題が有ります。以前は壁のみではなく、天井や床下迄も気密シートでまいてしまう工法がありました。確かに成功したように見えましたが、「2年ほど経ってから、お施主様から、外は天気が良いのに、雨が漏ると連絡が、あったそうです。調査に行くと、2階の床下に張った気密シートがプールの様になって重みに耐えかねたシートから漏れていたそうです。」「施工(考案した方)した方は、講習会で   「アレは失敗だった…」と、⁇」 
そんな事もあって、最近の指針では、壁と天井にシートを張って、床は下地の合板の上に置き床板とサンドイッチの様な形にするとなっていますが…     水蒸気(水)は何処へ…?
また、発泡ウレタンを中に吹き付ける工法(外から吹き付けるか、中から吹き付けるかで、大きな差が出ます)も壁体内のどちらに(内側か外側)空間が出来るかで、結露の問題が出てきます。この場合、外から吹き付けるのが、良いのですが、吹きつけた断熱材が材料の違いで施工時に飛び散る事もあり、内側からの施工を止む終えず施工する事が多い様です。
また、他にセルロースファイバー等の新聞紙を粉砕した物を断熱材として壁内部に充填する方法もあります。
 
 
ここまでの話は、充填工法(壁の中に断熱材を入れる方法)についてです。
外断熱についても、外側をすっぽり包んで良い工法だとは思うのですが、工法がね…
うちはもっと良い工法を採用してるから大丈夫って言われる方も居られるとは思いますが、
国交省のマニュアル通りだと断熱材は、基本的に発泡プラスティクになります。この場合の工法は下地となる合板の上に断熱材と桟をあてがいサンドイッチにしてビスで固定するのですが、断熱材は発泡した物なので上からビスで押さえてどれ位の間下がってこないのか?
以前に国交省主催の断熱講習で、講師の方に「その上に外装材が付いてくるんだけど、大丈夫なんですか?」って聞いたんですが、明確な返答は得れませんでした。「メーカーさんのマニュアルがありますから、それに従って下さい。それ以上は言えません。」って事で納得できんな〜… で未だに採用した事は有りません。
で、外断熱にすると内部の壁と外壁の間が結構空きます。その空間を利用して家の中の空気を循環させる工法も在ります。
イメージとしては壁体内が乾燥して床下や天井裏も新鮮な空気が循環して凄く健全な家になるんでしょうね。
でもね、本当に隅々まで空気が循環するのか?と、思ってしまうのです。(僕が偏固なのかも知れませんが…)
空気を通して循環が上手くいかなければ、ホコリが溜まりダニ・カビの温床になりかねません。ダクトで通す場合距離が長ければ長い程同じ様な現象が起こります。トイレの換気扇をたまに掃除をしますが、驚くほどホコリが付いています。それが、家全体に出来て、然も掃除ができない。その上に循環した空気を部屋内も循環させたらどうなるかと思うと、僕にはまだ無理だと思ってしまいます。


内装材で空気を浄化する

 
内装材には珪藻土の壁紙がオススメです。
壁の下地は石膏ボードなのですが、有害物質を吸着してくれる物を使用しています。「ピンク色のボードです」羊毛の断熱材と、これが空気を浄化してくれるのです。 羊毛の断熱材は湿度を調整する機能が認められ国内唯一、気密シートを張らなくても良いと認定が出ています。そのお陰で室内と壁内と外壁からの湿度を良い具合に調整し尚且つ、ホルムアルデヒド等の有害物質を吸着浄化してくれるのです。
空気の浄化だったら、「珪藻土が良いんじゃないの?」と思われる方も多いと思いますが、実際効果を体感するには10mm以上の厚みが必要になります。珪藻土もどこのものでも良いんじゃなくて、「稚内産」の物が一番良い様です。でも、価格も良いし塗り替えようと思うと大変だし、確かに雰囲気や質感は良くなりますから捨て難いのですがね…(厚みを出すと水蒸気を吸いすぎて、乾燥しすぎるとの話も有ります。その場合は浄化の機能は我慢して薄く仕上げる方法もありますが、本末転倒にもなりかねません)他にもホタテ壁やしらす壁などがあります。機能のある塗り壁は薄く仕上げても調湿機能は有りますから、機能性ボードとの併用がオススメになります。


床板は無垢がいい

 
床板は無垢をオススメしています。
20mmから30mmあるものを使用しています。無垢の木は厚みがあると断熱材の効果もあります。
同じ無垢でも表面にウレタン塗装の様な表面強度を出すような塗料を使用しているものは効果が有りません。
無垢には無垢用の塗料やワックスを塗って仕上げるのです。ウレタンなどの塗装皮膜があると強度は上がり傷は付きにくくなるのですが、反面、熱を伝える事が上手になってしまい、無垢の木本来の機能が無くなってしまいます。
木の表面に強度があると夏は裸足で歩くと冷んやりして気持ち良いのですが、冬には冷たくってスリッパ無しでは居られない。
でも無垢なら裸足とは言いませんが、靴下程度で十分なのです。
何故、断熱効果がある無垢の木がオススメなのかと言うと、結露の問題です。
夏はまだ良いのですが、冬には表面強度がある床板は結露を起こします(空気のしっかり回らない隙間とかは特にひどい事になります)
表面が冷えて部屋の温度と差ができると空気中の飽和した水蒸気は冷たいものに近ずいて水滴になり、近くにあるホコリと一緒になって部屋の隅でダニやカビを喜ばせてしまいます。これがハウスダストの元になります。昔のように隙間があって当たり前の家なら問題なかったのですが、(知らないうちに乾燥するからです。) 
内覧会でも、実験と言って冷蔵庫に「 無垢の板と合板の床板」を入れておいて、来場された方に体感して貰います。
無垢の木と合板の板を置いて手のひらを10秒程置いて貰い感想を聞くと、
たいていの方は、「無垢の木はあまり冷たく感じ無いけど、合板の板は冷たいね…」とまでは、気が付いてくれます。
手を退けてもらって、しばらくした板を比較してみると、無垢の木は手の跡が残ら無いけど、合板の板には手の跡がクッキリと残ります。手のひらの周りの跡に白く汗の様な物が結露をなんです。
数年前に僕は先輩の家を建てさせて貰いました。
先輩曰く「無垢の床は腰が痛くならへんな」「どー〜〜いう事?」って聞いてみたら、「一杯呑んで床の上で、うたた寝してたら、今までは、腰が痛く成ったんやけど、この床はならへん」なーるほど! そんな効果もあったんやね。


外壁は漆喰とその下は通気工法

 
外壁は塗り壁の漆喰です。
外壁の下は通気工法で、内壁との間を空気が通るようにした工法です。
空気が対流することによって、乾燥や断熱と遮熱が効率よくできるようにしています。
漆喰とは石灰石を主材料とした物で50年かけて石化するのが特徴です。
もうこれも、10年以上前からのスタンダードです。
塗り壁を使うまでは、焼き板が主でした、昔は今と違って、和風の建築が主でしたから、焼き板を外装に張って上は大津壁、見える柱は弁柄塗り、屋根は燻瓦の一文字拭きと殆どがその仕様でした。
天然の石灰石に石の顔料で着色したものと、第二酸化鉄(弁柄の焼成技術と同じです)を顔料としたものですから、退色はしません。30年以上は安心して使用でき、メンテナンスも汚れが目立てば、高圧洗浄機で洗えば、大丈夫です。


ロフトと丸太の桧柱

 
5年ほど前からですが、ロフトをよく作っています。屋根うらの空間が、第三の居住スペースになります。
物置用の狭い階段やハシゴを思われる方が、多いとは思いますが、普通の階段をつけられますから、趣味の部屋にはもってこいの場所、真夏でも、高性能な断熱材と30mmの厚みのある無垢の板で快適な空間のなります。「3階のエアコンが効きすぎます。」って、お施主様から、言っていただきました。


 
まだまだ、大工ならでわのこだわりもあります。
 
家は、お施主様がこだわれば、こだわるほど、良いものが、必ず作れます。
機会があれば、こだわりや夢を聞かせてください。
 
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
いつの日にか、お会いできることを楽しみにしています。
 

 
 

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